UFOに遭遇したら? 河野防衛相「手順を定める」の先進性と後進性??

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にわかに注目を浴びている河野防衛大臣の発言。この発言は先進性があるのか?それとも相当な遅さなのか?

 

事の発端は、米国防総省がこのほど、公式に米海軍が撮影したUFOの動画をリリース。これを受ける形で、これまでUFOや幽霊、超常現象などを「科学的根拠に基づいて」否定する報道が多かったNHKが報道したのだ。

 

28日午前4時30分からのNHK総合の報道・情報番組「おはよう日本」では、米国防総省がリリースした動画を流しながら、内容を解説。楕円形の物体が高速で上空を移動する様子を映した、15年1月に撮影された動画では、物体が途中で回転を始め、海軍のパイロットが「あれを見ろ」などと驚きの声を上げる音声も流された。

 

NHKは18年7月に、教養バラエティ番組「又吉直樹のヘウレーカ!」で、地球外生命体が存在する可能性について探った。知性を有した「宇宙人」という枠組みではなく、微生物やウィルスを含む何らかの「生命体」が存在するかもしれないというスタンスではあったが、それでも「あのNHKが地球外生命体を肯定した」と話題になった。

河野太郎防衛相は28日の記者会見で、米国防総省がUFO(未確認飛行物体)の可能性がある映像を公開したことについて、「万が一、遭遇した時の手順をしっかり定めたい」と述べ、防衛省と自衛隊も対応の準備を進める考えを明らかにした。ただ、河野氏自身はUFOの存在を信じていないという。

河野氏は会見で「米国防総省が画像を出したので、米側から真意や分析を聞きたい」と述べた。自衛隊はこれまでUFOに遭遇したことはないとした上で「(UFOとの遭遇が)あった時に映像が撮れるなら映像を撮るし、報告があるなら報告をする。どのようにするかは航空自衛隊、あるいは陸上、海上(の自衛隊)で相談してもらいたい」と語った。

日本政府は2018年2月、UFOについて「存在を確認したことはない」「我が国に飛来した場合の対応について特段の検討を行っていない」との答弁書を閣議決定している。

一方、河野氏は「正直言うと、私はあまりUFOを信じてはいない」とも明かした。超能力や心霊現象を信じるかとの問いには「企業秘密」と述べるにとどめた。

 

https://digital.asahi.com/articles/ASN4X4CF1N4XUTFK013.html